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知財本部、コンテンツ海外展開論議

■知財本部、コンテンツ海外展開論議

 知財本部コンテンツ会議。テーマは海外展開策。
 冒頭、平副大臣から、クールジャパン機構がKADOKAWAの人材育成事業に資金提供したこと、海外展開支援策として「J-LOP+」が始まったことについて報告がありました。政府側の施策、あれこれ動いています。
 いくつか議論を紹介します。

 松竹 迫本さん「民間の自助努力が第一。マーケットメカニズムが働くところはその仕組みづくりに止め、政府は税制や会計制度での誘導策を。寄付税制を考えるべき。」
 →賛成です。迫本さんは産業人ですが、民間への安易な支援に強く反対される正論者。政府のこういう会議は放っとくとすぐ陳情合戦になりますんで、ありがたい。

 CPRA椎名さん「aRma:映像コンテンツ権利処理機構の働きにより、二次利用の権利処理は作業時間が37%削減された。」
 →成果が上がっています。が、さらなる高速化・効率化も求められています。よろしくお願いします。

 写真著作権協会 瀬尾さん「JAPACONは44万いいね!がついている。ただ、元々はデータベース作りが目的だったのだが、資金面の問題があり、頓挫している。それが教訓。」
 →これは引き続き知財本部のテーマです。

 ニッポン放送 重村さん「2007年に始まった国際ドラマフェスティバルのポイントは、民間資金が中心であること、各社がエース級を出したこと、アウォードは海外で"売れる”作品に与えること、そしてNHK/民放が協力したこと。」
 →実に参考になります。こうした民間の働きをサポートする政策でありたい。

 迫本さん「五輪に向け、自国文化の主張をし過ぎるのではなく、国際共同コンテンツ制作を進め、日本が"多様な文化の尊重"を示すべき。」
 →「双方向性」ですね。今回の重要な論点です。

 重村さん「ドラフェスも海外の制作者が日本市場に参加できる道を設定し、押し付けでないようにしている。」
 →双方向性がキーワードに。外にどう持っていくか、から一歩前進した政策が必要になっているようです。

CROONER 宮野さん「海外の日本オタクで発信力ある人を把握し、支援すべき。」
→賛成。政策ダマになりますね。

 瀬尾さん「プロデューサやクリエイターの育成策はあるが、留学生を参加させる事業も有効。参加してもらい、クールジャパンを盛り上げてもらうべき。」
 →賛成。

 竹宮恵子さん「日本ファンのコミュニティ作りが不足している。」
 →SNSを活用した施策を考えましょう。

 さて、これらを踏まえた政策の方向性は、1 作る、2 売る、3 ヨコ連携が重点です。
 プレーヤーは経産省、総務省、外務省などの省庁に加え、クールジャパン機構、J-LOP、BEAJ、VIPO、JETRO、国際交流基金など多様になってきました。
 施策としては、権利処理、双方向、放送枠確保、人材育成等が柱となります。
 次は、これを知財計画2015に落としこむ作業です。

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